中国鉄道高速列車(CRH)2型 

今日の日記はボクであってボクではありません。

出張などで、新幹線に乗ると、
"Welcome to the Shinkansen. This is the NOZOMI superexpress bound for Tokyo."

と英語の放送が流れる。
日本で新幹線のことを英語で「Super Express」と呼ぶが、海外では「Bullet Train」と呼ばれることがある。
「Bullet Train」とは、「弾丸列車」という意味である。

新型高速列車「弾丸号」が営業運転を開始した。夕食時のニュースでそれを観た。
そのニュースでは、中国政府はこの弾丸列車は「純国産の技術で作られた」と表明していると報道していた。

初日の列車に乗り込んだ女性が、「これでわが国の鉄道技術も先端国に並んだ」とインタビューに答えていた。

約1年ほど前、ボクは神戸のとある車両工場に仕事で訪問した際、この「弾丸号」が作られているのをみた。
明らかに新幹線である車両に漢字で書かれたペイントや、中国鉄道部のマークの入っていた。
たくさんの中国人技術者がきていたのも見かけた。

そう、これは台湾新幹線に続く、2番目の新幹線輸出案件。

日本はこれまで、ODAなどを通じて経済だけでなく多くの技術援助をしてきたが、中国国内で「日本の援助による」と紹介されることは殆ど無い。
重慶のモノレール建設事業も円借款によって作られたが、重慶市民でこのことを知っている人は殆どいない。
これらの財源が、我々の税金であると思うと複雑な感覚をもってしまう。

本当に日本は新幹線を売って良かったのだろうか?

欲しいものは得るが、政治宣伝のために日本の支援は隠す。都合が悪くなると靖国問題とさきの戦争問題を出してくる。

相変わらず中国政府はしたたかではある。その都度日本の政治家は振り回されていたように見える。
事実、このプロジェクトの入札が行なわれた数年前、小泉首相は靖国参拝を行い、中国は阻止の切り札としてこのプロジェクトを使った。それに反応して経済同友会は警告込めたを提言を行なったが首相は経済動向と政治的姿勢を切り離し、明確にしていた気がする。そういう意味で、ボクはさきの小泉首相の対中姿勢に共感を持っていた。

これから数年の間に、中国ではオリンピックや万博が開催される。中国国内ではモラル向上の運動が盛んだという。

中国の近代化は日本との関係に何をもたらすだろう?

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