統合合併って。 

約16年間勤務してきた会社が、統合合併に伴い昨日をもって消滅し、今日から新しい会社としてスタートしました。

昨日は業務終了後、送別会。
いろんな人と話して、いろんな思い出話をして。
その後は朝まで飲んだ。



新しい会社は僕にとって4つめの会社になります。
自らの転職は最初の1度だけで、あとは会社の都合で変わったんですが、この会社には勤続16年でした。
設立された1997年の1年後の98年、当時勤務していた会社の事業部門の提携から転籍。
30歳で入社して、人生でも一番いい時期をこの会社で過ごしたのだなぁと感じています。

いい会社でとても大好きでした。
書ききれない思い出がいっぱいあります。

当時、ベンチャー企業から転籍した僕にとって、大企業から分離して設立された会社は、大企業の後ろ盾を持ち、ベンチャーの危うさ・不安などの心配がなく、大企業の文化やしきたりを残しつつ、そこから脱却して自由にやっていこうという空気があり、いい会社だと感じていました。
当時社長の長尾多一郎さんの想いがいっぱい詰まった会社。
僕にとっても、やりたいことをやれる、それが楽しかった。
そして様々な経験をしました。

ベンチャー企業では成し得なかった株式公開。本当にあの時は一生懸命だった。
インセンティブ制のあった時は、驚く額のインセンティブを貰ったことも。
東京証券取引所2部上場、その後所1部指定替え。
ストック・オプションはギリギリ貰えなかったけど、それでも持ち株の売却益で好きな車を買ったりヨーロッパに行ったり。
想像出来ないバブルな時期も過ごせたこともありました。
そして、仕事をしつつ、大学院に入学し修士課程を修了させてもらったことは、会社と職場の懐の深さには今でも本当に感謝。

当時、よくお客さんから「マークスさんってどの人も楽しそう。好きなんだろうね。この仕事が。だから信用してるんんだよ」って言われました。
そういってくれるところがたくさんあったんですよ。本当に。
お客さんの中にはウチの株を買ってくれてた人が何人もいました。

その後、今の企業グループへの株式公開買付け(TOB)と、その直前に発覚した循環取引事件から監理ポスト入りから債務超過により、東京証券取引所2部指定替え。
この頃、毎日取引先に事情説明にまわり、本当に本当に辛かった。
築き上げた信頼が崩れるのは一瞬なんだなって、あの時は実感した。
そして多くの優秀な仲間が去り、仲間の流出の引き止めや顧客への信頼回復をどうするか、毎晩毎晩職場の仲間と飲み明かしながら真剣に話し合ってました。

2010年に上場廃止。親会社の完全子会社化。

株式公開から2部-1部上場、TOBされて監理ポスト入り、債務超過で2部替え、上場廃止で最後は吸収合併。
同じ会社でこれだけいろんな事を経験するって、サラリーマンでまぁ滅多に無いことですよね。

僕が今まで会社に残ったのは、我々を信用してくれているお客さんや仲間に、もう一度築き上げていい会社にしたいと思ったから。



We are here on customers' side.
会社が掲げてきたスローガン。
ずっとダサいなって思いつつ、でもそのうち、確かにこの言葉の意味が自分たち想いなのだと感じるようになった。

時々、このBRANDBOOKをひらいて自分が何をすべきかを確認してきた。ここに書かれていることが心の支えであり、仕事に対する信条、原点。


この冊子の中で書かれている約束事。

そうなのだ。

合併先の会社とは生い立ちも文化も違う。
だからお互いいろんな摩擦もあるだろう。
でも、この信条はこれからも生きていく。

これからどうするにしても、この16年間の経験はきっと良かったと思えるはず。
ネットマークス、ありがとう。